【梅毒】梅毒感染 最多60人 3年前の6倍 20代女性の増加顕著
性行為などで感染する梅毒の群馬県内の患者数が60人に達し、現行の集計方式となった1999年以降で最多となったことが30日までに、県のまとめで分かった。過去最多だった昨年の33人から倍増した。全国でもすでに昨年の患者数を上回っており、県は感染の予防や早めの検査を呼び掛けている。
県衛生環境研究所によると、11月26日(第47週)までの患者数は計60人。県内の患者数は2014年以降右肩上がりで、今年は3年前の約6倍に急増した。男性の占める割合が6割超、世代別では20代が4割と最も多く、特に20代女性の増加が顕著という。
県内の保健所では、性感染症の相談と検査を無料、匿名で行っている。県は「症状が現れた場合は早めに医療機関を受診し、検査と治療をしてほしい」としている。