【食中毒】児童ら72人が胃腸炎 浜松の少年自然の家で集団感染 /静岡県
県教育委員会は15日、浜松市北区引佐町の県立「観音山少年自然の家」(堤敏幸所長)で、小学生ら72人が嘔吐(おうと)や吐き気を訴え、大半が感染性胃腸炎と診断されたと発表した。浜松市保健所は、食中毒か感染症が集団発生したとみて、原因の特定を急いでいる。
症状を訴えたのは、この施設を11~13日に宿泊利用した牧之原市立相良小▽同市立坂部小▽御前崎市立浜岡東小の計176人のうち、5年生児童68人と教職員4人。12日夜に児童が嘔吐し、その後15日午後4時半までに計72人が症状を訴えた。食事は11日夕から13日にかけて、施設内の厨(ちゅう)房(ぼう)で調理されたハンバーグ定食や牛すき丼などが出された。同施設は当面、利用受け入れを中止している。
堤所長は「入所時の子供たちの健康チェックの徹底や調理従事者の感染症に対する知識を深めるといった対応をとる」としている。
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