【結核】大阪市立大で結核集団感染、6人が発症も重症者なし /大阪府
大阪市立大は2日、同市住吉区の杉本キャンパスの学生7人が結核に集団感染し、うち6人が発症したと発表した。1人が入院治療中だが、重症者はいないとしている。
大学や市保健所によると平成28年12月、奈良県内に在住していた20代の男子学生が結核と診断された。その後、29年3月下旬から今年1月中旬までの間に別の学生5人でも発症が確認された。
市保健所は、男子学生を最初の患者とみて調査。発症者のうち、3人の結核菌の遺伝子型がこの男子学生のものと一致したため、集団感染と判断した。
大阪市立大は感染の拡大防止のため、学内での定期健康診断の受診や、せきなどの症状がある場合は、早期に医療機関を受診するよう呼び掛けるとしている。