2018/02/19【A型肝炎ウイルス】A型肝炎ウイルス、県内初 宮崎・居酒屋客2人 /宮崎県
【A型肝炎ウイルス】A型肝炎ウイルス、県内初 宮崎・居酒屋客2人 /宮崎県
宮崎市保健所は17日、宮崎市橘通西2の居酒屋「立噺ほっこり」でサラダやもつ鍋などを食べた宮崎市内の20代男性客2人がA型肝炎ウイルスによる食中毒を発症したとして、同店を19日までの3日間の営業停止処分にしたと発表した。県内でA型肝炎ウイルスによる食中毒が確認されたのは初。
市保健所によると、客2人はそれぞれ昨年11月と今年1月、同店で食事をした後、発熱などの症状を訴えて入院。2人と同店の従業員1人の便からA型肝炎ウイルスが検出された。従業員に自覚症状はなかった。客2人はいずれも快方に向かっているという。
A型肝炎ウイルスは二枚貝を生や過熱不足で食べることなどにより感染し、患者の便に排出され手などを介して広がる。潜伏期間は2~7週間。通常1~2カ月で回復するが、高齢者は重症化しやすい。85度以上の加熱1分以上で死滅する。
市保健所ではこのほか、昨年12月から感染経路が不明なA型肝炎患者7人を確認しており、手洗いなどの徹底を呼び掛けている。