【結核】札幌の病院で28人が結核集団感染 市保健所発表 /北海道
札幌市保健所は6日、市内の病院で、入院患者4人と職員24人の男女計28人が結核に集団感染し、うち7人が発病したと発表した。発病した患者2人は今年1月、別の病気で死亡した。残る5人は治療中だが、順調に回復している。
市保健所によると、院内の健康診断で40代女性職員が2017年7月、結核と診断された。感染経路を詳しく調べたところ、最初に結核にかかったのは、結核とは別の病気で16年に死亡した患者の疑いが強いことが分かったという。
この患者と女性職員と接触のあった計123人を検査し、今年2月までに28人の感染を確認した。発病者の結核菌の遺伝子型が一致したため、保健所は集団感染と判断した。