2018/03/17【インフルエンザ】患者ら31人インフル集団感染 北海道の国保病院 /北海道
【インフルエンザ】患者ら31人インフル集団感染 北海道の国保病院 /北海道
北海道の枝幸町国民健康保険病院(白井信正院長)で、入院患者や職員計31人がインフルエンザに集団感染していたとして16日、稚内保健所が医療法に基づき立ち入り検査に入った。16日までに4人の入院患者が死亡。4人ともインフルエンザが直接の死因ではないが、うち3人(92歳の女性2人、百歳の男性1人)は、インフルエンザが影響を及ぼした可能性があるという。
同病院事務局によると、5日に入院患者がインフルエンザに感染。徐々に拡大し、13日までには入院患者23人と職員8人が感染した。現在は収束に向かっている。
6日に感染防止対策委員会を開き、面会制限をし、8日には4人部屋で感染者が出た場合、他の患者に予防投与をするなどの対策をとった。同病院の83床のうち78床が埋まっており、完全な隔離ができなかったという。
3年前に厚生労働省から多数のインフルエンザ患者が出た場合、保健所に報告するよう通知があったが、同病院はすぐに報告していなかったという。