【エキノコックス】野犬にエキノコックス 知多半島で検出、愛知県が注意喚起 /愛知県
愛知県は28日、知多半島で捕獲された野犬3頭のふんから、寄生虫のエキノコックスが検出されたと発表した。北海道のキツネなどの体内におり、人に感染すると肝不全などを引き起こす。愛知県では2014年に知多半島で野犬の感染が確認されたのに続き2例目で、定着している恐れがある。本州では埼玉県を含め3例目。
県健康対策課によると、3頭は知多市、阿久比町、南知多町でそれぞれ捕獲された。1頭は殺処分し、他2頭は駆虫薬を飲ませて感染防止対策を取った。
県は、前回の感染確認から今月までにイヌ科の動物計180頭のふんを検査しており、これまでに3頭以外から感染は確認されていない。今後も知多半島を中心に感染状況を調べる。
県は、野山に出掛けた際はよく手を洗う、沢や川の生水を飲まない、などの対策を呼び掛けている。
www.chunichi.co.jp/s/article/2018032890133831.html