【食中毒】老人ホームで66人が症状 日高 /高知県
県は6日、日高村沖名の特別養護老人ホーム「コスモスの里」で食事をした入所者ら66人(男14人、女52人)が、下痢や血便の症状を訴えたと発表した。9人が入院し、80代の入所者女性1人が集中治療室に運ばれたが、容体は不明という。県は施設内で調理された夕食が原因の集団食中毒と断定し、食事を調理、提供する「日清医療食品 コスモスの里事業所」を、同日から3日間の営業停止処分にした。
県によると、3月31日夜~2日午後にかけ、24~101歳の入所者や職員が主に下痢の症状を訴えた。患者の共通食だった3月31日の夕食が原因と断定。メニューは、ご飯▽親子煮▽野菜の甘辛炒め▽小松菜のごまあえだった。県は発症者の便を検査して原因を調べている。