【衛生監査】春の連休前に食品集中監視スタート /山梨県
春の大型連休を前に、県は宿泊施設や飲食施設などの食品衛生状況を点検する集中監視を始めた。今年は全国的に、魚介類に寄生するアニサキスによる食中毒が相次いでいて、県が注意を呼び掛けている。
18日は保健所の食品衛生監視員2人が笛吹市の旅館を訪れ、従業員に食材や調理器具の使用状況を聞き取った。また、冷蔵庫の取っ手や包丁の持ち手部分など、手が触れる場所の汚れを専用の機器で調べ、衛生状態を確認した。
県によると、今年は、全国的に魚介類に寄生するアニサキスによる食中毒が相次いでいて、県内でも今年2月に中北保健所峡北支所管内の一般家庭で食中毒が発生している。集中監視は18日から24日まで計5日間行い県内の203施設を抜き打ち検査する。