【インフルエンザ】盛岡市のインフル流行なお 学級閉鎖続く /岩手県
盛岡市で、インフルエンザの流行がなかなか収まらない。4月に入っても県の定める基準を下回らず9日以降は増加した。他地域より学校数が多く、教室などでまとまって感染する例も多いためとみられ、市の保健予防課は注意を呼びかけている。
今季は全国的にインフルエンザ感染が多く、県内でも昨秋からA型、B型ともに広がった。1月末から2月初めのピーク時には指定する医療機関あたりの患者数が56・98人にのぼり、1999年に始まった全国調査以来2番目の水準となった。その後、3月以降は落ち着きを見せている。
しかし、盛岡市では最新データとなる4月15日現在も10・36人と、流行警報解除の目安である10人を上回ったまま。市保健予防課によると4月以降も6校が学級閉鎖などを実施しているという。
5月には大型連休で不特定多数の人が集まる催しなども増える。湿度が低かったりすると春先でもインフルエンザが盛り返すことがあり、もりおかこども病院の米沢俊一医師は「人混みに注意し、手洗いなどを心がけてほしい」と話す。