2018/08/01【中東呼吸器症候群MERS】MERS感染疑いの釜山女性、2次検査でも陰性…隔離解除 /韓国
【中東呼吸器症候群MERS】MERS感染疑いの釜山女性、2次検査でも陰性…隔離解除 /韓国
MERS(中東呼吸器症候群)感染の疑いがあるとして隔離されていた釜山(プサン)の20代の女性が2次検査でも陰性判定を受けた。これを受け、釜山市はこの女性の病院隔離治療を解除する方針だと31日、明らかにした。
この女性は今年2月にサウジアラビアに渡って現地病院で看護師として勤務し、休暇のため26日に帰国した。その後、28日にのどの痛み、29日午後に寒気を感じて鎮痛解熱薬を服用し、30日に国家指定隔離病床がある釜山の病院に行ったところ、MERS感染の疑いがあるとして隔離された。
2次検査で陰性判定を受けたこの女性の隔離措置はまもなく解除される予定だ。また、この女性の家族3人に対するモニタリングも解除された。
釜山市の関係者は「MERS感染が疑われる患者は今年も何度か報告されているが、この女性の場合、医療機関での勤務経歴などを考慮して2次検査までした」とし「1、2次でともに陰性判定が出たため隔離治療を解除する」と明らかにした。
MERSは2015年に186人の感染が確認され、38人の死者(致命率20.4%)を出した呼吸器感染病。ラクダから人体への感染が可能で、人体の間では密接接触(院内感染あるいは家族間感染)で感染すると知られている。