コンゴ民主共和国の保健省は9日、同国東部で再び流行しているエボラ出血熱による死者の数について、今年8月に最初の感染者が見つかって以降118人に達したと発表した。新たな死者には子ども3人も含まれているという。
保健省の最新の発表によると新たに7人の感染者が判明しており、うち6人は対ウガンダ国境にほど近い北キブ(North Kivu)州のベニ(Beni)地域で確認された。また、これまでに1万5000人以上が予防接種を受けたという。
コンゴでのエボラ出血熱の流行は1976年以降10度目で、今回流行している同国北東部はウガンダ、ルワンダ、南スーダンとの国境に近く、武装勢力の活動が活発な地域。
また患者の対応に当たる医療チームが襲撃される事件が相次いだことを受け、ベニ当局は医療関係者を保護するための措置を講じると発表した。