佐賀県は23日、多久市内の認定こども園で感染性胃腸炎が集団発生したと発表した。園児23人と職員1人に嘔吐(おうと)や下痢の症状が出た。医療機関を受診した人のうち6人からノロウイルスが検出されたが、入院が必要な重症者はいない。
健康増進課によると、患者24人は、20~23日に発症した。佐賀中部保健福祉事務所は園を訪れ、施設内の消毒の徹底や嘔吐物、排せつ物の適切な処理、手洗い実施などを指導した。
健康増進課は「感染性胃腸炎の本格的な流行期を迎える。手洗いの徹底や食材を十分に加熱し、予防に努めて」と呼び掛けている。