エボラ出血熱の感染が拡大するアフリカ・コンゴ民主共和国で、これまでにおよそ200人の死者が確認され、政府は「史上最悪の事態」と発表しました。
コンゴ民主共和国の保健相はエボラ出血熱について、東部の北キヴ州で今年の8月に新たな感染が確認されて以来、現時点で319人の感染が確認され198人が死亡したと9日発表しました。
コンゴ民主共和国では「ザイール」時代の1976年に国内を流れるエボラ川近くで世界で最初の感染が確認されて以来、エボラ出血熱の流行がこれまで9回起きています。しかし、今回の流行について政府は「史上最悪の事態」だとしていて、WHO=世界保健機関はウガンダなど隣国に今後、感染が拡大していく可能性があるとして警戒を呼びかけています。