中国・上海の国営医薬品会社が製造した血液製剤およそ1万2000本がエイズウイルスに汚染されている可能性があると、中国メディアが報じました。
中国メディアによりますと、上海にある大手国営医薬品会社「上海新興医薬」が製造した血液製剤の一部からエイズウイルス(HIV)の抗体検査で陽性反応が出たということです。中国の衛生当局は5日、医療機関に対してこの血液製剤の使用を一時中止するよう通知を出しました。
流通範囲はわからないということですが、これまでにこの血液製剤を使用した人について、エイズウイルスへの感染例は報告されていないということです。