2019/05/23【手足口病】手足口病の患者急増 手洗いの徹底を /鹿児島県
小さい子供を持つ保護者の方は特に注意が必要だ。乳幼児の感染が多い「手足口病」の患者が急増しているとして23日、県が警報を発表した。県は手洗いうがいを徹底するよう呼び掛けている。
手足口病は小さな子どもを中心にウイルス感染によって発症する病気で手足や口の中に発疹が出来るのが特徴。県によると、今月19日までの1週間に報告のあった患者は569人。患者数は前の週の倍以上で国の基準を超えたため、県は「流行発生警報」を出した。特に鹿児島市や川薩地域、鹿屋市や志布志市で多くの患者が出ている。
1週間程度で自然に治ることがほとんどだが、頭痛や熱が続く場合、急性髄膜炎などの合併症を引き起こすことがある。また、まれであるが急性脳炎を発症することがあり注意が必要。
手足口病はせきやくしゃみなどの飛沫感染や排泄物を介して感染することが多く、県は特に排泄後の手洗い・うがいを徹底するよう呼びかけている。