2019/08/23【ヒスタミン食中毒】保育園で調理された給食で食中毒 /鹿児島県
鹿児島市内の保育所の調理室で作られた給食や弁当を食べた園児を含む19人が顔が赤くなるなどの症状を訴えました。
鹿児島市はさばが原因の食中毒と断定し、この保育所を23日から4日間の調理業務停止の処分にしました。
処分されたのは、鹿児島市田上にある企業主導型保育所の「おしろ保育園」です。
鹿児島市保健所によりますと今月19日、「おしろ保育園」を含む2つの保育園の1歳児と2歳児14人と、「おしろ保育園」と同じ建物内にある事業所で働く21歳から48歳の5人のあわせて19人が食事中、顔が腫れたり、赤くなったりする症状が出たということです。
保健所が調べたところ、「おしろ保育園」内にある調理室で作られた給食や弁当に入っていたさばの塩焼きと竜田揚げから食中毒の原因物質、ヒスタミンが検出されたということで症状が出た19人はいずれも回復したということです。
検出されたヒスタミンは、魚を常温に置くと増えやすく加熱しても分解されない物質だということで、市の保健所は調理前の温度管理が不十分だったとみて、食材の取り扱いを徹底するよう指導したとしています。
「おしろ保育園」を経営する鹿児島市東開町の「遊陶里」は「園児や保護者、取引先にご心配とご迷惑をかけてしまいました。今後、食品の鮮度管理に気をつけます」としています。
https://www3.nhk.or.jp/l…/kagoshima/20190823/5050007778.html