千葉県は28日、ウマやブタなどが主にかかる病気「類鼻疽」に同県鴨川市の男性(75)が感染し、今月6日に市内の病院で死亡したと発表した。県によると、類鼻疽は東南アジアなどの熱帯地域で発生し、通常、人から人へは感染しない。県は男性が数カ月前に滞在したタイで感染した可能性が高いとしている。
県によると、男性は5月15日から1人でタイに滞在し、同30日に意識不明となり現地で入院。症状が回復し6月26日に帰国したが、今月上旬に再び発熱など体調を崩した。6日に鴨川市内の病院に入院し、同日中に敗血症などで死亡した。