患者は全員快方へ
10月3日午後10時頃、医療機関より南魚沼保健所に「毒きのこによる食中毒が疑われる患者2人を診察した」旨の連絡があった。
魚沼保健所および南魚沼保健所が調査した結果、患者は10月3日に魚沼市内の山中で「ヒラタケ」と思ったきのこを採取。同日午後6時頃に家族2人で焼いて食べたところ、午後7時頃から吐き気と嘔吐の症状を呈し、医療機関を受診した。
患者が食したきのこの残品を専門家が確認したところ、有毒なきのこの「ツキヨタケ」であることが判明。また患者の症状がツキヨタケによる中毒症状と一致しており、かつ医師の届出もあったことから食中毒と断定した。なお、患者はすでに回復している。
本格的なきのこ狩りシーズンを迎え、今後も毒きのこ食中毒の発生が懸念されることから、新潟県の福祉保健部生活衛生課は「毒きのこ食中毒発生注意報」を発令(10月4日)。食用と正確に判断できないきのこは、絶対に「採らない」「食べない」「人にあげない」よう注意を促している。