2019/10/30【ノロウイルス】いわきの避難所で「ノロウイルス」20人感染か 台風19号で開設 /福島県
いわき市保健所は29日、台風19号で開設した中央台公民館の避難所で20人がノロウイルス感染症の症状を発症したと発表した。感染経路や原因の特定が難しいが、接触感染により広がったとみている。市保健所によると、25日午後9時ごろから同公民館で吐き気や発熱などの症状を訴える人が出始め、健康調査を実施。27、28日に検査した4人全員が陽性だったため、感染症と断定した。発症したのは子どもから大人まで幅広く、ほとんどが快方に向かっているという。同避難所には110人が避難している。
市医療センター感染管理室の支援を受けて29日に館内を巡回し、トイレなどの清掃の徹底や室内の換気などの対策を実施している。また、感染拡大を防ぐために手洗いの徹底を呼び掛けているほか、保健師と看護師を配置して相談対応に当たっている。ほかの避難所についても同様の感染予防策の徹底を行った。