2019/12/12【カンピロバクター】飲食店 系列2店で15人食中毒 /愛媛県
先月、松山市にある同じ系列の2つの飲食店で食事をした、あわせて15人が、下痢や発熱などの症状を訴えていたことがわかり、松山市保健所は、集団食中毒と断定して、2つの店を営業停止の処分にしました。
松山市保健所によりますと、先月30日に松山市二番町の「炉ばた鍋正夢」と系列の「正夢別邸」で食事をした2つのグループの19歳から64歳の男女15人が下痢や発熱などの症状を訴えました。
このうち20歳の男性1人が入院して治療を受けましたが、すでに退院したということです。保健所が調べたところ、医療機関を受診した13人のうち9人から、食中毒を引き起こす細菌「カンピロバクター」が検出されました。
このため松山市保健所では、2つの店で出された食事が原因の集団食中毒と断定し、「炉ばた鍋正夢」を3日間、「正夢別邸」を2日間の営業停止処分にしました。
「カンピロバクター」は、加熱が不十分な肉などによって感染することが多く、松山市でことし起きた3件の集団食中毒は、すべて「カンピロバクター」が原因だということです。保健所は、肉は十分に加熱するとともに、調理に使ったまな板や包丁をよく洗うなど、感染防止対策を徹底するよう呼びかけています。
https://www3.nhk.or.jp/matsuyama-n…/20191211/8000005200.html