E型肝炎ウイルス HEV
A型と同様、水・食物も介しての経口感染・水平感染によって感染します。
特徴
E型肝炎は、日本を含め先進国にはないといわれていますが、時折、流行を引き起こします。
日本においてもE型肝炎による感染者を含め、死者が発見されています。
主な症状
主に発熱、悪心、全身倦怠感、食欲不振、下痢、嘔吐など風邪のような症状がみられます。
このような症状が消え、尿が黄色っぽくなる、あるいは便が白っぽくなると回復へ向います。
ウイルスの感染は一過性であり、持続性ではないので慢性肝炎に移行することはありませんが、ときに劇症肝炎になることがあり死亡することもあります。
感染経路
A型と同様、水・食物も介しての経口感染・水平感染によって感染。
主に、ウイルスは糞便の中に排出されるので、糞便に汚染された食物や手指を介して口から入り感染します。