海外で感染症にかからないための基本について
日本の衛生環境は世界トップクラスです。日本と同じ感覚で水を飲むことや食事をするのは大変危険です。
1)水・水分
水道水が飲料に適している国は極少数です。未開封のペットボトルを購入しましょう。
また、国によっては未開封のペットボトルであっても、ボトルの中に不純物が無いか確認しましょう。
グラスに氷などが入っている場合も注意が必要です。
水は衛生的なものであっても、氷は生水などの不衛生な水を使用している場合があります。
2)食事・食品
海外で生卵、生魚(刺身)、生肉などを食べるのは大変危険です。
生野菜については、レストランの衛生状況によります。
屋台などで食品を購入する場合は、ハエなどがたかっているものは避けましょう。
アジアやアフリカで生肉を買って調理する場合は、肉を流水でよく表面を洗い流しましょう。
東南~南アジアでは肉洗いが常識の地域が存在します。
3)動物・虫
海外ではほとんどの国で狂犬病の危険がありますので、野良犬などには近づいたりしないようにしましょう。
また、蚊によって媒介するデング熱、ウエストナイル脳炎、マラリア、ジカ熱など日本では存在しない危険な病原体を持った蚊が存在しますので、虫よけなどの準備をしておきましょう。