2017/08/27【HIV】世界で減少するエイズ感染者、なぜか韓国では増加 /韓国
【HIV】世界で減少するエイズ感染者、なぜか韓国では増加 /韓国
世界的には、エイズウイルス(HIV)に新規感染するケースが減っているが、韓国国内ではHIV感染者と後天性免疫不全(AIDS、エイズ)の患者数がむしろ増えている。HIVは、エイズを引き起こす原因となるウイルスで、HIVへの感染者のうち免疫体系が損傷、あるいは低下し、疾病にかかった人をエイズ患者という。
疾病管理本部は8月11日、「2016年 HIV/エイズ申告現況」を発表し「昨年新たにHIV、またはエイズに感染した人は1199人と集計され、増加傾向にある」と明らかにした。特に新たな感染者は、男性(1105人)が女性(94人)の11.8倍で、国内の男性感染者の3人に1人(35.1%)は20代というのが特徴だ。
■「安全ではない性接触に」
国際エイズ合同計画(UNAIDS)の統計によると、全世界のHIV、エイズの新規感染者数(成人基準)は、2016年に170万人と10年(190万人)に比べて11%減った。
海外の先進国の中でも減少基調へと転じた国は多い。各国の感染状況などを見ると、2011年から15年にかけて日本(1529→1434人)、米国(4万4805→4万40人)では新規感染者が減った。
疾病管理本部は「全世界的にアフリカ地域は国際機関の治療剤普及などに伴い新規感染者が著しく減少しているほか、米国、日本、オーストラリアなどでも減少傾向にある」と説明した。
一方、韓国は逆に新規感染者数が増加する傾向にある。「HIV/エイズの申告現況年譜」によると、新規感染者数は2010年の837人から16年には1199人と43%増加した。
1985年に申告された感染者数はわずか2人だったが、2000年には244人になり、13年(1114人)からは毎年1000人を超えている。生存している累積感染者数も2015年に1万人を超え、今回公開された16年の統計値では1万1439人に上った。
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